集めた石の、洗い方と整理のしかた
持ち帰った石は、そのまま箱にしまうと、どれがどこで拾ったものか、わからなくなります。洗い方と、整理のしかたを決めておくと、集めた石が、後から見返せる記録になります。
洗い方の基本
まず、水を張ったバケツや洗面器に、石を入れて、泥や砂を落とします。柔らかいブラシで、表面を軽くこすります。硬いブラシは、石の表面を傷めることがあるので、避けます。
石の種類によっては、水に弱いものや、洗剤で変色するものもあります。まず、水だけで洗い、洗剤を使うのは、必要なときだけにします。
乾かし方
洗ったあとは、風通しのよい日陰で、自然乾燥させます。直射日光に当てると、割れや変色の原因になることがあります。
ラベルを付ける
乾いたら、石一つひとつに、番号を振ります。石に直接書けない場合は、小さな袋や箱に入れて、番号を書いた紙を添えます。番号と、採集した日付、場所、観察したメモを、ノートや表にまとめて、対応させます。
並べ方を決める
整理のしかたは、人それぞれです。採集した場所ごとに並べる、色ごとに並べる、種類ごとに並べる、といった方法があります。最初は、採集場所ごとにまとめると、記録との対応が取りやすいです。
保管の容器
小さな石は、仕切りのある箱や、小分けの袋に入れて、保管します。大きな石は、棚に並べるか、箱にまとめます。石同士がぶつかって傷つかないよう、間に紙や布を挟みます。
湿気と温度
石は、湿気や急な温度変化に強いものが多いですが、一部の鉱物は、湿気で変質するものもあります。風通しがよく、直射日光の当たらない場所に保管します。
見返す時間をつくる
集めた石を、ときどき取り出して眺めると、新しい発見があります。観察のメモを読み返して、追記するのも楽しいです。
交換や譲渡のときの考え方
石を人に譲るときや、交換するときは、採集した場所や状況を、正直に伝えます。採集が許可されていない場所で拾ったものは、譲渡しないという心構えが大切です。
無理のない集め方を
石の趣味は、集める数を競うものではありません。一つひとつの石を、ゆっくり観察して、記録して、楽しむ。そのペースを、大切にしてください。
記録の形式の例
記録は、一枚のカードにまとめると、見返しやすくなります。次のような項目を、決めておきます。
- 番号
- 採集日
- 採集場所(なるべく詳しく)
- 見た目の特徴(色・つや・模様)
- 大きさと重さ
- 推測した名前(確定ではない旨も)
- 気づいたこと
ノートに書いても、表計算ソフトにまとめても構いません。続けやすい形式を選びます。
名前の見直し
あとから知識が増えて、最初の推測が違っていたと気づくこともあります。そのときは、古い記録を消さず、訂正の日付と理由を書き加えます。変化の履歴が残ると、自分の成長の記録にもなります。
展示の楽しみ
集めた石を、小さな棚や箱に並べて、眺めるのも楽しみの一つです。名札を添えて並べると、小さな博物館のようになります。光の当たり方で見え方が変わるので、置く位置を試行錯誤してみてください。